コリジョンコース現象をご存知ですか?
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2018/05/10
こんにちは。なごみ鍼灸接骨院吹上院の大屋です。
本日は見通しの良い交差点(信号無し)でなぜ衝突事故が起きてしまうかのお話をさせていただきます。
なぜ見通しの良い交差点で事故がおこるの?
皆さん、見通しの良い状態で交通事故なんて起きないとお思いでしょうが、この事故にはコリジョンコース現象というのが関係しています。
コリジョンコース現象とは見通しのよい交差点で発生し、相手の車に衝突するまで気付かない、あるいは車が止まっていると勘違いしてしまうことで発生するとされています。
また、地理的な条件から「田園型交通事故」や北海道東部の十勝地方で多発したことから「十勝型交通事故」などとも呼ばれています。
人間の視野には、物の色や形をはっきり認識できる「中心視野」と、色や形の違いや動かないものは認識しづらい「周辺視野」があり、ドライバーは横から近づくクルマを「周辺視野」でとらえやすいため、交差車両が同じ速度・同じ角度で近づいてくると、クルマが動いていないように見えて、直前まで危険を認識できず衝突してしまうことがあります。
たとえば、直角に交わる見通しのよい交差点に、同じ速度で同時に接近する2台のクルマがあったとします。そのとき、相手のクルマは常に斜め45度で進み続けドライバーは近づいてくるクルマを止まっていると認識してしまい、注意を払わなくり交差点で衝突事故になってしまうということです。
この事故を未然に防ぐには?
コリジョンコース現象を回避する対策としては、走行中に頭や目線を左右へ向けて、意識的に目線を違う方向に移すことが重要です。
これにより「周辺視野」を「中心視野」することができ車が交差点に近づいていると認識し未然に交通事故を防ぐことができます。
その他に、交差点に近づいたところで減速して周囲の安全を確認し、視界を変えることが効果的だったり、交差点の手前の標識を確認したり、路面に「交差点注意」の文字をちゃんと認識するのも重要です。路面に凸凹を設け、通過するクルマに振動で注意を促す「減速帯」を設置している場所もあります。信号機のない交差点では十分に減速して左右の安全を確認しながら通行することが大切です。
これから梅雨のシーズンに入り、視界が悪くなってしまうことも多くなります。
人間は慣れた時に油断が生まれることが多いです。
車を運転するときは慢心せずに細心の注意を払って運転することを心掛けましょう。
そして万が一交通事故にあってしまって体の調子などが悪くなってしまったらなごみグループにお知らせください。
交通事故専門院として全力でサポートさせていただきます。
また、周囲に交通事故でお困りの方がいらっしゃればぜひ一度ご相談ください。